- 勉強計画
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「合格への勉強の4ステップ」 4、合格レベルを体感編
<合格への勉強の4ステップ>
1、とにかく情報収集(情報集めも勉強のうち)
2、とにかくインプットする(知識を大量に自分に入れ込む)
3、同時にアウトプットする(インプットの成果を確認する)
4、質の高いアウトプットを意識する(合格レベルを体感する)
最後のステップ「4、質の高いアウトプットを意識する(合格レベルを体感する)」は昇格試験の勉強の到達点になります。
すべての勉強はこの領域に到達することを目指して行っていると言っても過言ではありません。
むしろ、この「合格レベルを体感する」ために勉強することは、冷静に考えてみると当たり前のように思います。合格を目指し、勉強するのですから、勉強の段階で合格レベルを体感することを目指すことになるからです。
実際に、入学試験の学習塾や社会人のための資格取得の通信教育などでも、模擬試験を繰り返し合格レベルを判定していることからも、何らかの形で合格レベルを体感しておくことは効果的な勉強だと言えるでしょう。
昇格試験は複数の方向から対象者の評価を行うことから、まぐれ合格はありません。
ということは、勉強している時点で合格レベルの質の高いアウトプットを出せていないのなら、合格は難しいことになります。
では、具体的にどうすれば「合格レベルを体感」できるのでしょうか。
それは、先ほど事例で書いたように「模擬試験」で判定することが効果的だと思います。
ここで課題になってくるのが「誰が判定するのか」ということです。
理想は「判定できる適任者に判定を依頼する」ことですが、基本的に昇格試験勉強は個人で行うものですから、一般的には難しいと思います。
適任者に判定を頼めないのだとしたら、その代案としてやれることとしては「セルフ判定」か「とにかく頼める誰かに判定を頼む」しかないと思います。
セルフ判定とは、自分で一定の合格ラインを定め、試験本番に近い形で模擬試験を行い、その結果を前もって定めた合格ラインに達しているか「自分で判定する」というものです。
しかし、このセルフ判定の難しいところは「合格ラインの定め方」と「自己評価の客観性」です。
つまり、現時点で合格していない自分が、どうやって合格ラインを決めればいいのか。そして、模擬試験結果を客観的に評価できるのかという課題があります。
これは「とにかく頼める誰かに判定を頼む」も同様で、この人が合格ラインを判定できるのか。そして、この人の評価は正しいのかという疑問が払拭できません。
それでも、何もしないよりは勉強のアウトプットの質を計ることができるので、試行錯誤しながらいろいろと試してみてください。
とはいえ、いきなり「セルフ判定」しろと言われても困るかもしれませんので、少しは役に立つと思われることをお伝えします。
例えば、昇格試験項目別に「セルフ判定」する場合の「合格ライン」を定める目安になるのはこのようなことです。
<合格レベルを体感する「セルフ判定」の目安>
能力試験 : 模擬問題を試験時間より10%早く解き、正答率が80%を超えている。
論文試験 : 模擬試験での論文が※論文チェックシートの8割クリアしている。
※論文チェックシート:こちらから入手
面接試験 : 過去質問に実際に答える様子をビデオに撮り、自分で見て判定する。
ここでも、ステップ1の情報収集が活きてきます。模擬試験は自分で準備するしかないので、その時に収集した情報や資料(書籍)から作るしかありません。
なんだか、大変なことをしないと合格できないように思うかもしれませんが、ここまで体系立てて考えていないにしても、ほとんどの合格者はこれに近いことを自分で考え、実践しているから合格しているのです。
昇格試験は、ただの記憶力を試すような試験ではありません。「考える力」と「実践する力」を見る試験なのです。だから、勉強の時点で自ら考え実践できなければ合格できないようになっているのだと思います。
ただ、私が主宰する勉強会では、ビジネス小論文だけではありますが、模擬試験を実施して本人だけにフィードバックしています。
なぜなら、ビジネス小論文に関しては、自分のセルフチェックだけでは合格レベルに到達することが難しいからです。(勉強会では論文チェックシートを使用)
実際の仕事でも、自己完結するものはほとんどありません。
むしろ、セルフチェックのような自分自身で全てやる仕事よりも、他人に頼った仕事の方が上手くいきます。
会社の仕事で他人の力を利用する方が上手くいくのであれば、会社での力量を測るための昇格試験の勉強でも、他人の力を使った方が上手くいくと思いませんか。
一人で悶々と頑張っている人からすると、ずるいと思われるかもしれませんが、決してずるくはありません。
勉強会の参加者は、昇格試験合格のためのアンテナを張っていたから勉強会の情報をキャッチして、参加すると決め、自分の時間とエネルギーを使って勉強会に来ているのです。
これは自ら合格の可能性を少しでもあげようとする行為とも言えます。そんな風に意欲と決断力、そして行動力がある人のことをずるいとは言わないからです。
このページを読んでいるあなたも、合格するためのアンテナを張っていたから、このページにたどり着いたわけです。
まったく意識していない人はこのページを読みません。
そして、あなたは他の受験者は知らない情報を得ています。
それは、ずるい行為でしょうか。違いますよね。
目的を叶えるために目標達成を目指す行為は尊いものだと思います。
このまま昇格試験合格するために、行動し続けていきましょう。
きっと、その過程で「合格レベル」を体感することができるでしょう。