昇格試験と向き合う


  • 合格する目的

このまま、合格しないとどうなる?

次に、合格しないと(落ちると)どうなるのでしょうか。

すぐに思い浮かぶデメリットの方から見ていきましょう。

・仕事が変わらない(役割が変わらない)
・給料が上がらない(収入の機会損失がある)
・毎年、昇格試験を受けなければならない(憂鬱、セルフイメージが低いまま)

今の仕事が好きでたまらないという人は当てはまらないかもしれませんが、一般的には仕事に変化がないと、毎日忙しいけど同じことの繰り返しで自分の中で積み上がるものが無いような気がするのではないでしょうか。飽きてくるかもしれません。

好きでもない仕事を何年も続けていくと、飽きた後には苦痛になってきます。そして、苦痛を通り越すと、何も感じなくなってきてしまいます。これはかなり危険な状態と言えるのではないでしょうか。

何も感じなくなると、変わろう、抜け出そうということができなくなることで、そうなると自分がどうしたいのかすらわからなくなってしまいます。そして、昇格しないまま定年を迎えてしまうことにもなりかねません。

そして、次の給料が上がらないということも大きなデメリットです。
給料が上がらないということは、使えるお金も変わらないということです。実家が資産家でお金の心配がない人はそのままでもいいでしょうが、ほとんどの人はそうではないのでしょう。

これから人生が進むごとに、いくつもお金のかかるイベントはあります。
一般的には、結婚費用や子供の教育費、住宅の購入、老後の蓄えなどです。
どれも大きなお金が動くので、ある程度の蓄えも必要でしょう。
私たちサラリーマンの蓄えは給料からするのが一般的ですから、給料は上がるに越したことはありませんよね。

企業によって多少の違いはあるかもしれませんが、昇格すると、年収にして100万円くらい上がります。(これには賞与や退職金など昇格によって付随して上昇する収入も含んでの計算です)

つまり、合格する年度が1年遅れると約100万円の収入機会損失になります。
それが数年遅れると、その年数分の収入機会損失があると考えると、違いは大きいですよね。

最後は、毎年昇格試験を受けなければならないデメリットです。
もしかしたら、人によっては、これが一番大きなデメリットになるかもしれないですね。
毎年、試験前になると憂鬱になるという声をよく耳にします。
前の項で合格するメリットにあった「受験からの卒業(解放)」の逆になります。

このようにデメリットだらけのように思いますが、合格しないメリットなどあるのでしょうか。実はこれも意外とあるのです。

それでは、合格しないメリットを見ていきましょう。

・安全領域で仕事ができる(全て対処できるから不安なし、予測範囲内で対応可能)
・ダメな自分で居られる(過度な期待や責任がない心地よさ、頑張らなくていい)
・周囲と同じで居られる(一歩抜けることやはみ出すことへの恐怖がある)

いかがでしょうか。言われてみれば当てはまる点はありませんか。
簡単に言うと「変化」に対しての拒否反応でしょうか。変わるということは、未知なる領域へ一歩踏み出すということでもあります。この予測できないことへのチャレンジに対して、意識・無意識にかかわらず拒否反応を示していまっているのでしょう。

変化しなければ、安心・安全な領域で過ごるので、人によってこのメリットは大きいのです。



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