昇格試験と向き合う


  • 小論文試験

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とりあえず書いてみる

小論文試験の対策として、まずやることがあります。

それは、とりあえず書いてみるということです。

書かないことには何も始まりません。

そして、このままこの本を読み進めてもらうとわかってくるとは思いますが、小論文試験の対策は、結局は書くことでしか解決できないのです。

つまり、書くことから始まり、書くことで終わるのが小論文試験の対策のすべてだということです。

でも、何から書けばいいのかわからないという人もいるかもしれません。

とりあえず書くお題としては、過去の小論文試験の問題がいいでしょう。まずは、その過去問題のお題で書いてみましょう。

過去の問題を入手できないという方は「職場の課題とその対策」について、レポート用紙3枚程度書いてみてください。もし職場紹介が必要なら書き加えてみてください。

小論文試験の問題は毎年切り口が違うと思いますが、最終的には職場の課題とその対策について、自分の考えを書くことになります。その課題が職場の風土であったり、仕組みであったり、人材についてだったりするだけです。

なんとなく感じている職場の課題についてメモ用紙に箇条書きにしてみましょう。自分なりの考えでいいのです。課題を書き出すうちに、職場への不満・愚痴、誰かの悪口になってしまうかもしれませんが、今はそれでも構いません。

まずは、自分の考えを書き出すというから小論文は始まるのです。

そして、職場の課題を書き出したら、それらを眺め、自分が一番大きな課題だと思うことについて、レポート用紙に小論文を書いてみましょう。

まずは、職場の問題が何なのかを書きます。

それから、それは何が問題なのかということを続けます。さらに掘り下げます、その原因は何なのでしょうか。このように、あなたなりの分析や考えを書いていきます。

ここまで書けたら対策について書いていきましょう。

その問題を解決するためには、何をすることが必要ですか。有効な対策は何でしょうか。そして、その対策について実際にあなたがしていることはどういったことですか。

はじめはそれが正しいとか、間違っているとか考えずに自分の考えを書き尽くしてみましょう。実際に、すべての課題は見方や切り口が異なるだけで、どれが正しくて、どれが間違っているということはありません。

ある人にとって正しいことが、ある人にとっては間違っているように、小論文にも誰にとっても正解となるものはありません。その人にとっての見方や正義があるだけです。

ですので、自信を持って自分なりの考えを展開してみてください。

書いていくうちに自分の新たな考えに気づくかもしれません。

実は小論文は「自分のことを知るために最も有効な手段」なのではないのかと私は考えています。そのような副産物を楽しめるようになると、小論文を書くことが楽しくなってくると思います。


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