- 合格する目的
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現状と理想のギャップこそが目的となる
もう少し、自分の目的の見つけ方について考えていきましょう。ヒントになるのが、現状と理想のギャップです。
ここでは、「仕事」「お金」「人間関係」の3つについて考えていきましょう。
まず、この3点についての現状を書き出します。
あなたは現状に満足しているでしょうか。それはどういう所がいいのでしょう。
逆に、不満な点はありますか。どういう点が嫌なのでしょうか。
それとも、なんだか停滞している感じかしますか。停滞している理由はなんでしょうか。
このように考えていきます。
一般的なサラリーマンとして考えてみます。
例えば「仕事」の現状を見ていくのであれば「仕事自体は社会の役に立っていると感じるので、その点では満足している」「でも、毎日同じようなことをやっているような気がして楽しくはない」「かといって、何かやりたいことがあるわけでもない」と言った感じです。
それでは、理想の仕事とはどのようなことでしょうか。
しかし、いきなり理想の仕事なんか聞かれても、これまで考えたこともないから分からないという方も多いと思います。
そのような時は、先ほどの現状を書き出した中から、発展させたり、逆のことを考えていくと考えつくかもしれません。
例えば、「仕事自体は社会の役に立っていると感じるので、その点では満足している」ということから発展させると「自分は社会の役に立つことを求めている」ということがわかります。
そして「でも、毎日同じようなことをやっているような気がして楽しくはない」の逆を考えてみると「毎日、何かしらの変化を楽しみたい」ということがわかります。
「かといって、何かやりたいことがあるわけでもない」ということからは「自分が情熱を持って仕事をしたい」ということが導き出せます。
これをつなぎ合わせてみると、自分の理想の仕事が見えてきます。
「私の理想の仕事は、情熱を持って取り組むことが、毎日変化に富んでいて、それが社会の役に立っていると実感することです」となります。
理想がわかったら、今度は現状とのギャップについて考えます。
なんだか落ち込みそうですが、めげずに進めてください。その先にきっと自分の目的が見つかると思います。
そのギャップを埋めていくことが目的になるからです。
この場合で考えていくと「仕事に情熱を感じるにはどうするか」「毎日の仕事に変化を感じ楽しむにはどうすればいいか」「社会の役に立っていると実感するためにはどうするか」という問いが生まれます。
今、考えていることは「昇格試験に合格する目的」ですから、この問いと昇格試験合格を結びつけてみます。
なんだか、目的となりそうな気がしますね。
・昇格すれば、役割が上がり責任感が増す。自分がやってやると情熱が生まれる。
・チームリーダーになれば、自分とチームの課題と日々向き合い変化を感じられる。
・自分の仕事の影響の輪が広がり、より社会との結びつきを感じるようになる。
いかがでしょうか。なんとなくイメージできましたか。
もちろん、すべての理想が昇格試験合格によって叶うわけではありません。
でも、もし昇格試験合格が、その理想へ一歩でも近づけることが分かったのなら、それは十分な目的と言えるのではないでしょうか。
今回は「仕事」の例で考えてみましたが、「お金」「人間関係」でも合格する目的になることはないか同じ手法で考えてみてください。