昇格試験と向き合う


  • 合格する目的

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自分の言葉で書き上げることは小論文の練習にもなる

ここまで、しっかり目的を書けた人や、ほとんど書けなかった人、そもそも書こうという気が無かった人もいるでしょう。

私がなぜ、ここまで書くことを勧めるのか。実はちゃんと理由があります。それは自分の言葉で書き上げることは、これから着手することになる小論文の練習にもなるからです。

小論文では、自分の仕事に対する考えや思いを書くことが求められます。

試験でどんな立派なことを書いても、それが一般論の領域を出なかったり、自分の言葉でなかったりするのであれば、それでは合格できません。

それは、小論文試験では「あなたの言葉」が問われているからです。

だから、仕事より身近である「自分自身」について、自分の言葉で、自分に語りかけることは、これ以上ない小論文の練習になります。

それに、普通に暮らしていると自分の人生に向き合うことなんてほとんどありませんので、まずは素直な気持ちでいろいろ書き出してみてください。

もしかしたら、昇格試験に合格するよりも大切なことに気づくかもしれません。

とはいえ、今回の目的はあくまで「昇格試験に合格すること」について考えることです。自分を知ることで、これからの勉強に向け自分を動かす原動力にすることが目標となります。自分が納得して望むことであれば、勉強するにあたり生じる困難にも負けずに続けることができるようになると思います。

自分の言葉で自分の考えを言語化していく行為は、自分自身を動かすために導く行為であるとも言えます。誰かに言われて動くのではなく、自分の考えで動く。これは、これから昇格試験に合格して、リーダーの役割をを担っていくあなたに求められる資質でもあるとは思いませんか。

いろいろと立派な目的を探そうとせずに、自分に素直に向きってみてください。

もし、自分を動かす原動力が、お金だったとしても恥ずかしくはありません。むしろ、昇格試験に合格するのはお金である人が大半でしょう。しかし、もう一段掘り下げてみませんか。なぜお金が欲しいのか。お金が増えることで、自分は何を得たいのか。

それは安心や安定かもしれないし、一方ではチャレンジする機会や学ぶ機会を得るためかもしれない。お金に対する復讐かもしれないし、大切な人を守るためかもしれない。

きっと人それぞれです。何が正しいということではありません。

他にも、自分自身がどこまでやれるか試してみたい人や憧れの上司や先輩に近づきたいという人、逆に嫌な人の下で働くくらいなら自分が上に行くという人、昇格することで多くの人に役立ちたい人などいろんな考えがあると思います。

しっかりと自分に向き合い、自分を動かす原動力を見つけてみてください。


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