昇格試験と向き合う


  • 合格する目的

何のために合格するのか?

ここまで、合格することと合格しないこと、それぞれのメリット・デメリットを見てきました。これらを踏まえて、合格する目的を自分の言葉で書き上げてみましょう。

あなたは何のために昇格試験に合格したいのですか?

これは自分と向き合うための大切な作業になります。
ここで、しっかり「何のために合格するのか」を明確にしておかないと、これから試験勉強に着手しても、勉強に身が入らないし、たぶん続きません。

結果的に、合格できずにこれまでの繰り返しになってしまいます。そうならないためにも、自分としっかり向き合っておきましょう。勉強はそれからでも遅くないですし、むしろ目的を明確にして始めた方が効果的に進められます。

では、まずはいくつかフレームワークをしてみましょう。

これからの問いに初めに思いついたことを答えてみてください。
・今年合格するとどうなりますか?
・今年合格しないとどうなりますか?
・あなたが合格したい理由は何でしょうか?

それでは、次に具体的な項目の、合格した場合と合格しなかった場合の、それぞれについて答えてみてください。
・お金についてはどうなりますか?(収入、家計、結婚、子供、住宅、老後、趣味)
・仕事についてはどうでしょう?(役割、責任、スキル、経験、成長、貢献)
・人間関係は変わりますか?(上司、同僚、パートナー、家族、子供、親)

ここまでやったら、もう一度別の角度で考えてみます。思いつくまま書いてみてください。
・今のあなたの状況を一言であらわすなら?(不安・不満・課題はありますか)
・このままの状態が続くとどうなりますか?(自分・仕事・お金・家族)
・今年合格すると、何が、どうなるでしょうか?(自分・仕事・お金・家族・周囲)

いろいろと書きだせたでしょうか?
それではここから、これまで書き出したことをまとめていきましょう。

ちょっと例を書いてみますね。このくらい具体的に書き出せると昇格試験に合格する目的が自分の中でも少し明確になってきます。

<例>
(現状)
今の彼女と結婚したいと思っているが、経済面で不安がある。
(このままだったら)
今の収入で結婚生活のシミュレーションしてみたが、生活できなくはないけどギリギリの経済状況になりそうだ。
(目的)
もっとパートナーと豊かに暮らしたいし、結婚してからは住宅も購入したいし、子供も欲しい。それにはお金がかかるから、収入を上げたい。それに仕事にも慣れてきて、もう少し責任を持ってチャレンジしたいこともある。だから、昇格試験に合格して、お金と仕事面でなりたい自分を実現したい。

いかがですか。このくらいなら書けそうですか。
もっともっと長くてもいいですし、理由はいくつもあって構いません。自分が納得できるまで書いてみましょう。

この作業は自分の言葉で自分の考えを文章にする作業ですので、のちの小論文の練習にもなります。決して無駄にはなりませんので、ちゃんと時間と手間をかけてやってみてください。

もしかすると、これまでやってきたけど合格するメリットが見つからない、合格しないメリットの方が自分にとっては大きい。そういう人もいるかもしれません。

そういう人は合格しなくてもいい人だと思います。

このように合格しないということを自分で選ぶことも、一つの選択肢です。
このように自分で決めておくと、これから昇格試験のたびに、周りの雑音に影響されることなく、なんとなく憂鬱になることもなくなります。

自分にとって昇格試験は必要のないものとして対処できるのですから。

こういう結果にたどり着いた人も、しっかりとした目的の明確化ができたと言えます。



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